初心者飼い主(飼い方)

子犬が散歩デビューする前に、絶対に必要なワクチン注射・感染症や病気の予防対策とは?

 

こんにちワン!コゴロウ&初心者飼い主です。

子犬を家族に迎え入れた後、絶対に忘れてはいけない事の1つが、

「ワクチンの注射など、ワンちゃんの病気を予防すること」です。

とは言うものの、私も含めた初心者飼い主にとっては、

何をすればいいの?

どのようなスケジュールで動けばいいの?

といった疑問ばかりではないでしょうか。

この記事では、「5ヶ月を迎えたコゴロウにとって、必要だった病気の予防対策」について学んだことを紹介します。生後5ヶ月までに基本的な予防注射などは終了しますので、一読してもらえればと思います。

 

ワクチン接種が必要な理由は?

生まれたばかりの子犬は、母親から母子免疫(免疫抗体)をもらっています。そして、この抗体が、ウイルスや細菌などから子犬を守ってくれているのです。

しかし、生まれてから2~3ヶ月と経つにつれて、初乳からの免疫がだんだんと減っていってしまうため、伝染病にかかる危険性が高まってしまいます。

そこで、母子免疫力が弱くなる前に、ワクチンを接種することで子犬の健康を守る必要があるわけですね。大事なワンちゃんのために、しっかりワクチンを接種しましょう!

○上記説明の通り、ワクチン接種の「時期」も重要です

○病気の中には、犬だけでなく、人にも伝染するモノもあります。

○ワクチン接種が終わるまで、散歩デビューはNGです。

 

ワクチンの接種時期・スケジュール・間隔の目安は?

ワクチン接種の理由が分かったところで、接種する「時期」も重要であることが分かっていただけたと思います。

一般的には3回のワクチン接種が必要になるのですが、生後2ヶ月頃に、1回目のワクチン接種を行います。母子免疫力が衰えてくる頃だからですね。

○あまりにも早い時期のワクチン接種は、十分な効果が得られません

○生後1ヶ月くらいで混合ワクチンを打つ人も多いそうですが、むしろ有害となる可能性があります

○ワクチンを打たない人もまだまだ多いということで、こちらは問題外ですが、ワンちゃんのために確実にワクチンの接種をしましょう

 

1回目のワクチンが打ち終わった後、

2回目を生後3ヶ月頃(間隔を1ヶ月程度空ける)

3回目を生後4ヶ月頃(間隔を1ヶ月程度空ける)

と順番にワクチン接種を行っていきます。

○生後3ヶ月で最後の接種を終わらせてしまう人も多いそうです。しっかり間隔を空けてワクチン接種をすることで、十分な免疫を得られるようにしましょう

○家族に迎え入れる時期によっては、ペットショップやブリーダーの方で、ワクチン接種をしている場合があるので確認しておきましょう

コゴロウの場合は、生後4ヶ月の頃に家族となりましたので、1・2回目のワクチン接種は既に終わっていました。

環境の変化なども考慮し、3回目のワクチンは4ヶ月半を過ぎた頃に接種することとなりました。家族に迎え入れる時期によって、臨機応変な対応も必要になってくるかと思います。

 

ワクチンを接種する当日や前後に注意することは?

ワクチン接種後に、体調を崩してしまう子犬もいます。

特に接種後30分程度は、ワンちゃんの様子をじっくり観察して、普段と違うことはないか様子を確認してあげましょう。

また、人間でも注射を打つ時は緊張しますよね?ワクチン接種の前は、シャンプーや来客などの興奮してしまう可能性を避けて、ストレスもなるべく無いようにしてあげましょう。

○ワクチン接種の当日だけでなく、少なくとも接種後2~3日は、激しい運動や入浴は控えましょう

○アレルギー反応などが見受けられた場合は、接種した動物病院にすぐに相談しましょう

 

ワクチン接種後、コゴロウの実際の様子は?

柴犬は多いと思いますが、コゴロウは普段から暴れるタイプなので、注射を打つ前に落ち着かせるのが少し大変でした(獣医師さん達を含め)。

それでも、実際に注射する時間だけで言うと、5秒くらいの短い時間で終わりました。短い時間で終わるのはありがたいですね。

ワクチンを接種した当日も、特に問題もなく元気に見えましたが、それでも少し疲れた様子に見受けられました(下の写真)。当日の運動は少なめにしました。皆さんも様子を見ながら接してあげて下さい。

 

狂犬病の予防接種と畜犬登録とは?

混合ワクチンの接種とは別に、必ず受けなければならないのが「狂犬病ワクチンの接種」です。こちらは、狂犬病予防法という法律で定められたものになります。

主に下記の3点の内容が定められています。

○生後90日を迎えてから、30日以内に狂犬病ワクチンの接種を行う

○「狂犬病予防注射済証」を住んでいる市町村に提出して、畜犬登録を行う

○その後、狂犬病の予防注射を毎年1回行う

人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病した場合には致死率が100%近いという、治療方法の無い恐ろしいウイルス性の人獣共通の感染症です。こういった恐ろしい病気になりますので、絶対に忘れないようにしましょう!

○狂犬病ワクチンと、混合ワクチンの同時接種はできません

○ペットホテルやトリミングなども利用できなくなります(証明書が必要な所も)

○毎年必要な予防接種なので忘れないようにしましょう

 

フィラリア予防、ノミ・ダニ予防

ワクチンの予防接種とは別に、もう1つ忘れてはいけないことがあります。

まずはフィラリアの予防です。フィラリアが寄生した蚊にさされると、心臓や肺にそうめんのような虫が寄生してしまい、死亡にいたることもある恐ろしい病気です。

地域によって多少前後するようですが、名古屋市内の場合は、5月~12月まで毎月1回の予防薬(駆虫薬)を使用することで、感染を防ぐことができます。

また、ノミ・ダニの予防も必要です。体につくことで、かゆいだけではなく、皮膚炎を起こしてしまうこともあります。塗り薬や飲み薬で、こちらも防ぐことができます。

 

ワクチンの予防接種が全て終わった後は?

ワクチン接種が終わった後は、いよいよお散歩デビューすることが出来ます!

お散歩やトリミングなどは、3回目(最後)のワクチン接種から2週間待ってからにして下さいね。万全な状態で、いよいよ次のステップに進んでいきましょう。

そして同時に、次は「去勢・避妊手術」の検討に入っていくことになります。子犬の間は、ワンちゃんも大変ですが、必要なコトがたくさんありますね。

大事なワンちゃんの命に関わることですので、しっかり押さえておきましょう!

この記事の中で、大事な予防策は一通りお伝えさせていただきました。自分で勉強した内容もありますが、動物病院の方と相談しながら教えてもらったこともたくさんあります。

病気になってからだけでなく、病気の予防も大切なことですので、皆さんもかかりつけの動物病院を持っておかれた方が良いと思います。

それでは、本日も読んでいただいてありがとうございました。